ガーデンの愉しみ
ハーブガーデンで過ごす、
うららかな一日。
自然農のガーデンはこんなかんじ。
ハーブもお花も野菜も実のなる木も、
小さな虫や鳥さんたちも仲良く同居中。
よ~く見ると草の中にお野菜が。
一列に並んでいるのは、
わたしが種を播いた菜っ葉。
まばらに生えているのは、
種がこぼれて自然と生えてきたもの。
たいてい、そっちのほうが大きい(笑)
大根スクスク、アサツキふさふさ。
川口由一さんの教えをリスペクトしながらの、
自己流なんちゃって自然農畑ですが、
耕さず、肥料無し、もちろん無農薬。
刈った草をその場に置いていくだけ。
収穫を終えた豆の殻や、
食べ終わったお野菜のヘタや。
冬にはストーブの灰をパラっと撒いておく。
「持ち込まず、持ち出さず」
なるべくその場所の中で循環していくように。
何年かやっていると、
畑全体が腐葉土のようになって、
微生物たちも元気になって、
虫たちとも共存しながら、
少しずつフカフカになっていく。
『長く広いスパンで世界を見渡しながらも、この瞬間に在る』
というポジションの、
とても良い訓練になる。
種を播く場所は、丁寧に草を刈り、
土を掘り起こさないよう床を整えて播く。
その上から刈った草やもみ殻で覆っておく。
だからいつも、
大地は草の絨毯に包まれていて、
茶色い土はどこにも見えない。
これは、ひと月ほど前に種をまいておいた、
毎年種をまかなくても、
次の年も、また次の年も楽しませてくれる、
サラダの主役。
毎シーズン耕して、畝たてて、
前もって石灰や肥料入れて、
ビニールでマルチして、
草が生えたら除草して、
虫がついたら消毒して…。
という方法よりも、
案外、年々、
手間がかからなくなっていく。
ずぼらなわたしにわりと合っている。
そして年を経るごとに、
より良くなっていくのは、
なんだか気分がいい。
たくさん肥料がいるお野菜や、
種に力が無いものは、
自然農の畑では大きくなることができないから、
はじめから植えない。
花や野菜やハーブや実がなる木を、
きっちりは分けないから、
連作障害をあまり気にしなくてもいいし、
コンパニオンプランツとして助け合って、
お庭みたいに見た目も可愛くなる。
蝶々や蜂もたくさん来る。
ちょっとくらい虫がついても、
食べつくされたりはしない。
人間用にちゃんと残しておいてくれる。
ちょっとくらい病気がでても、
一気に広がったりせずに、
自然治癒していく。
いろんな命がめぐる場所。
ここに立つと、
腰が痛くても、お腹をこわしていても、
なんだか憂うつな気分の時にも、
いつのまにか元気になってるから不思議です。
花ちゃんもここが大好き。
今日もありがとうございます。