ぼうぼうの自然農の畑より
9月になりました。
暑さで弱っていたガーデンのお花は、
元気を取り戻してきた様子です。
一面に広がっているお花はナスタチウム。
食べられるお花、エディブルフラワーです。
ジャングル化している草をかき分け、
よ~く見ると✨
お野菜たちも元気いっぱいです。
<草の中にマクワウリ発見!>
自然農は、無農薬はもちろん、耕さず肥料も入れません。虫たちや草花や人や、生きとし生けるものたちも地球もみんな嬉しい。そんな農法なのではと思います。私は自然農を学んだ時期もありましたが、ここ数年はかなり自己流になっています。
なぜなら、私が住んでいる伊那谷は、冬の寒さがとても厳しく、自然農のセオリーだけでは難しいことも多いからです。また、花や野草、ハーブ、原種に近いバラ、花が咲き実のなる木などが共存し、そこに立つと元気がでるようなガーデンを心に描いてるので、お野菜の収穫だけが目的ではないためです。
とは言え、川口由一さんや福岡正信さんの教えは、折にふれ立ち返る、美しく豊かな未来へのインスピレーションの泉のようです。
<サツマイモ・黒あずき・アマランサス>
バランスを崩してしまった土地も、だいたい7年くらいで回復していくと言われています。わが家は今年で9年目になるので、昨年あたりから急に土がフカフカになり、肥料をあげなくても驚くほど大きく生育するものが多くなってきました。
<ズッキーニはつぎつぎ収穫中>
耕さない理由の一つは、おそらく、土をひっくりかえさないほうが、「微生物の生育環境」を壊さないからだと思うのです。土の表層と中層と、深いところにいる微生物。それぞれ全然違う働きをしているのだそうです。また、土中の炭素が耕すことによって大気に出て行ってしまわないように、というお話しも聞いたことがあります。
森に入ると、土がフカフカ良い香りを放っています。森は人の手で耕されることなく、落ち葉が積もり、小さな虫や微生物たちが分解して…、そんな完璧な関係性です。そこで、「畑や庭でもこのような自然界の調和的循環サイクルをつくっていこうとしている」というわけです。そのためには、『人が極力よけいなことをしない』というのが大事だなぁと思ったりしながら、(ついつい、何かしたくなっちゃうんですけれどね!)、日々観察をしているところです。
<花豆はお花も綺麗!>
このワイルドな環境には、適応しないお野菜や花もあります。種に力が無いと草に負けてしまったり、たくさん肥料のいるお野菜は大きくなれなかったり。
うちのトマトは、自然農の師匠からいただいたトマトの種を採り、継いで7年目です。だんだん土地に合ってきて、土にも力がついてきたのか、年々生育が良くなっているように思います。今年は、ほとんど芽かきをしないで(普通はわき芽をかいて1本で仕立てる)どこまで展開するのかを、観察をしています。(といいながら、放任でいいから楽ちんです(笑)
毎日カゴいっぱい採れるので、
1年分のトマトソースをつくります。
<昨年のトマトソースづくりブログです>
トマトをカットして鍋に入れ、
塩を加えただけのシンプルレシピです。
短時間で仕上げると、
さらりとしたトマトジュースのように。
じっくり煮込むとコクのある美味しさになります。
煮沸消毒したビンに入れて脱気すれば、
長期保存も大丈夫です。
モロヘイヤやツルムラサキは、
生命力に満ちていて、世話いらず。
自然農のガーデンには欠かせません。
さやいんげんは、種をついで9年目です。
7月から長い間さやをいただきましたが、
そろそろ、実が入りはじめた。
サヤが 茶色くなる前の、
ふっくらと瑞々しいお豆は、
この時期ならではのお楽しみ!
今夜は豆ごはんです♡
<レモンバーベナの花が咲きました>
蒸れて少し元気がなかったハーブも、ここにきて一気に復活中。レモンバーベナは巨木になりました。とってもインパクトのあるレモンの香りは、花が咲いている今が一番香り高いのです。只今せっせと蒸留中です!
お野菜の収穫、ガーデン散策、ハーブの蒸留などなど。
ぜひ、ご一緒にいかかですか✨
夏秋裕美のミラクルアースガーデン
本日もご訪問ありがとうございました!