ダマスクローズの雫
くるくるっとガラス管をすべり落ち、
ポトン！と落ちるはじめの一雫。
それまではワイワイと、
おしゃべりで賑やかだったみんなが、
しんと静まり返る美しい瞬間。
バラの蒸留会の最終日は、
青空が広がりました。
カゴいっぱいにダマスクローズを摘んで。
「なんだかバラのイメージがちがってた！」
そんなお声も聞こえてきます。
「お蝶夫人やベルバラの薔薇とはちがう！」と（笑）
そうなんです。
ダマスクローズは、エレガントというより、
ポップでキュートな花姿。
香りは甘くゴージャスというよりは、
フレッシュ＆フルーティー。
ダマスクローズさん。
今年もたくさんの恵みをありがとう！
バラの蒸留会を彩って下さった、
アトリエ満月さん。
惑星を思わせるような
クリスタルのアクセサリーと
アート作品たちの美しいこと！
ありがとうございました！
そして、
バラの蒸留会のためにと、
お友達の娘さんがケーキを焼いてくれました。
しっとりモチモチふわふわの、
シフォンケーキは絶品。
大きなホールを2個も焼いてくれたのに、
あまりの美味しさに大人気で、
あっという間になくなってしまいました。
ごちそうさまでした！
一日だけ花開くダマスクローズ。
晴天の日もあれば、
雨露に濡れているときもある。
風や鳥や雲の織りなす景色。
おばあちゃんもお姉さんもちびっこも。
いろんな街から、
この小さな村に集う。
奇跡的な瞬間が連なっていく。
言葉にならない歓びが生まれる。
出来上がったローズウォーターには、
この瞬間に飛び出した、
ミラクルエッセンスが入っているね！
きっと♡
バラの蒸留会、あと一日となりました
前回のブログから、
たくさんのお問合せをいただきました。
ありがとうございました！
連日、素敵なみなさまがいらして下さって。
それに応えてくれるように、
思ったよりも長い間、
たくさんのお花を咲かせてくれたバラさんたち。
はらはらと舞い散る花びらに、
少しセンチメンタルな気持ちになっていたら、
自分の顔がふと窓ガラスに写って。
ハナの穴をふくらませて
おもしろい顔になってました（笑）
あぁ・・・魅惑のバラの香り♡
ご一緒にバラを摘んでくださったみなさま、
ありがとうございました。
今回は、ご都合がつかなかったみなさまも。
また来年お逢いできますように！
バラの蒸留会にいらっしゃいませんか？
ダマスクローズの花が咲き始めました！
ブルガリアのバラの谷から空輸された苗は、
わが家の庭に根付いて8年目。
ずいぶんりっぱな株になりました。
毎年ダマスクローズが咲き始めると、
伊那のワイルドツリーさんが、
ガラス製の本格的な蒸留器を貸して下さるんです。
なんとありがたいことでしょう！
5月30日～6月6日くらいまでの間、
ほぼ毎日、バラの蒸留をしています。
ご一緒に体験してみたい！
という方がいらっしゃいましたら、
今年は、数名様をお招きできそうです。
（毎年お問い合わせを多数いただきますが、
ご対応できずにおりました）
バラ摘みから蒸留までの流れは、
魅惑の香りにつつまれる、
それはそれは、幸せな時間です♡
（昨年の様子です）
会費制とさせていただきますが、
完全無農薬で育てたバラの蒸留水
（ローズウォーター）30mlを、
お持ち帰りいただけます。
ダマスクローズの花が咲いたその朝に、
カゴいっぱいに摘めるのは、
日本ではめずらしいことだと思います。
ここ駒ヶ根の気候や標高が、
バラの谷のカザンラクとほぼ同じという、
恵まれた環境だからということ。
そして、
ブルガリアから苗を届けて下さった方、
蒸留器を貸して下さる方など、
沢山の方たちのお力添えがあってこそです。
ご興味のある方は、下記メールまで。
お気軽にお問合せ下さい！
詳細をお知らせさせていただきます。
sacredaroma.yumi☆gmail.com
☆を＠に変えてくださいね。
バラの庭でお会いできますように！
花花花！
うぐいすがさえずり、
庭のお花が一斉に咲きはじめました。
ジャーマンアイリスは優雅な姿で、
あたりを魅惑の香りで包んでいます。
昨日まではまだ一輪も咲いていなかったのに、
朝起きたらこんなに！
大きくなりすぎて、
一応アーチに誘引してはあるのですが…。
かなりはみ出しております。
フリッフリのこのバラは、
スパニッシュビューティーです。
（わたくし実は！かなりのフリフリ好きでございます）
草や木や、お花やいろいろが盛り盛りすぎて、
お庭の全景がなんだかよくわかりませんが。
（草刈りや剪定をあえて、あまりしないので。
これについての思いはまたの機会に…！）
今朝の庭は、こんなかんじです。
白いお花は
『オックスアイデイジー／フランスギク』です。
どこからか種が飛んできて、
庭中のあちこちで咲いています。
雑草扱いのお花ではありますが、
かわいいので見守っていたら、
庭中に広がってきました。
中でも、充実したお花を咲かせているエリアは、
一番日当たりが良く、お庭で一番目立つ場所です。
お客様も、郵便屋さんも、宅急便屋さんも、
みんなが通るこの場所で、
「見て！みて～！」
という感じで嬉しそうに咲いています。
あまりにも増えすぎて、
お庭がフランスギクだらけになっても、
ちょっと困るなぁと思ったり。
いやいや、
自然界の秩序は完璧なんだからと思いなおしたり。
『雑草と雑草でないもの』
『人の都合と自然の都合』
私にとって、なかなか深いテーマなのです。
今日も、つぶやきにおつきあいいただき、
ありがとうございます！
いつもとちがう道
いつもお買い物に行くお店は
だいたい決まっていて。
おんなじ道で、
おんなじような時間に、
同じようなものを買いに行く。
今日は気持ちの良いお天気だったので、
いつもと違うお店に、
いつもと違う道を通って行ってみた。
あれ？なにか白いものが動いている。
近づいてみると、
ヤギさんが笑っている！
あまり行かない、
ちょっとだけ遠い市場に、
行ってみてよかった～！
ヤギさんの横には、
風にふわふわと揺れていました。
日常ではついつい、
パターン化した思考や行動になりがちだけれど。
いつもと違う道をいくのは、
いいなぁ…。
お楽しみ福袋
花の種を播きました。
『Wildflower Honey Bee Flower Mix』
みつばちさんの好きな花をミックスした種。
ワイルドフラワーなので
土にパラパラと直接播こうかと迷ったけれど、
一つぶでも多く発芽してほしいなぁと思って。
春先にポットに撒いておきました。
すくすくと大きくなって、
そろそろ定植の時期となりましたが、
ミックス種のため、
背丈や花色などがわかりません。
ヤマカンで植えなくてはー。
そういえばわたし、
昔から福袋が大好きだったのを思い出し（笑）
何が飛び出すかわからない、
あのワクワク感がたまりません。
今朝の庭。
真っ白な花が風に揺れて綺麗です。
ずいぶん前に、
まだ花の咲かない小さな苗木をいただいて。
何の木かよくわからないまま、
なんとなく庭先に植えたものです。
オオデマリの仲間かな？
予想もしていなかったモノやコトが
あるとき、ど～んっ！と出現するのは、
ほんとうに面白いな～と思うのデス。
ビーフラワーミックスの種から、
どんな花壇が現れるのでしょう！？
犬のはなちゃん。
私があまりにも長い時間庭にいるので、
フカフカの草の上でお昼寝です。
そろそろ草刈りもしなくちゃ…。
本日も、ブログを見ていただいて、
ありがとうございます！
カモミールの不思議
三軒お隣のおじさまの畑に、
ぽつぽつ咲き始めたのは去年のことです。
「どこからか種が飛んできたのかな」
と、おじさん。
「耕しちまおうと思ったんだけど、
お隣の〇〇ちゃんに
なんとかっていうハーブでねえ？
と言われたから、
ちょっとこのまま様子みてみるわ…」
そうして冬を越し、
去年の何十倍もの面積になって
この春、カモミールの群生が現れました。
見晴らしがよくて、風の抜けるこの丘。
カモミールさんはきっと、
大好きだったのでしょうね。
人が場所を考えて植えたのではなく、
勝手に生えてきたところが、
きっと大きなミソ！
私の庭でも、
ちょこちょことカモミールを植えているけれど、
翌年は無くなったり、
小さな花が咲くだけだったり。
わたしのちっぽけな頭であれこれ計画し、
情報を集めて、考え抜いたところで、
思ったようには上手くいかないこともある。
それにしても、自然のセンスはおみごと。
こぼれ種や鳥が運んだ種が大地に着地し、
自然に芽吹いたものたちは、
生き生きと美しく、大きく育って。
周囲の風景にも調和している。
人智を超えた、
自然の中での植物たちの調和的共生力は凄い。
この庭を8年やってみて、つくづく思う。
『もう手放しで尊敬するしかない』と。
自然界の一員の「人」というパーツとして、
わたしは、自然界を司る天使さんからの指令を、
（天使さんと呼ぶのがふさわしいのか、
今の私にはわからないけど。仮に。）
あれこれ色々とこねくりまわさないで、
いかに素直にキャッチできるのかが、
最大のミソなんじゃないのかと。
このごろは本気で思って修練しているところです。
（つまり、ぽけ～っとしている！？）
そうそう。
朝早すぎると、カモミールさんは、
花びらをキュッと反り返しています👆
けっこうお寝坊さんのようです。
カモミールの横には、
ハルジオンかヒメジョオンか…。
カモミールのように香りはないけれど、
一面に咲いている姿は、ほんとうにかわいい。
でも、雑草として人は区分けする。
（わたしも、伸びてきたら刈ったりする）
この基準はいったいどこからくるんだろう……。
今日もつぶやきにおつきあいいただき、
ありがとうございました。
